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2日から帰省するので、その話かなと思ったら、サリが死んだという知らせでした。
サリは、雑種の老犬。 少し前から寝たきりになっていたので、今回帰って会うのが最後になるかなと思っていたのですが。 サリの思い出話を少し。 13年前、まだ西荻に住んでいた頃、家の前の善福寺公園に子犬が置き去りにされていました。 しっぽをぴんと立ててちょこちょこと付いて来る黒目がちの子犬。 一旦は交番に預けたのですが、気になって仕方ないので問い合わせたら、飼い主が現れないので城南島に送られたというのです。 城南島にあるのは、動物愛護センターというのは名ばかりの処理場。 このまま死なせる訳にはいかない、という一心で、引き取りに行きました。 そこでは、犬たちが一斉に吠えて金網の向こうからこちらをみつめるのですが、(その表情が助けてと哀願するようで、ほんとに辛い場所でした)あの子犬はいない。 いない、いないと探し歩いた末に、やっと巨大なケージの一番奥のすみっこにうずくまってるのをみつけました。 そうやって奪還したはいいのですが、マンション住まいで飼うことはできなかったので、 その日のうちに飛行機に載せて和歌山の両親に送り届けてしまったのでした。 そんな風に両親に押し付けて飼ってもらった犬だったので、 サリが長患いをしないでくれたのは、ありがとうという気持ちでした。 シベリアンハスキーと和犬の雑種のような犬で、中型?大型の間くらいでしたから、 年取った両親が動けない犬を世話をするのも、獣医のところに連れていくのも大変だったようです。 という訳で、ちょっと悲しい年の暮れですが、 毎年、毎年、変わらないお正月がやってくるのが当たり前だったのが、どんなに貴重なことだったか。 帰省すると家の前でしっぽを振って迎えてくれた犬が、今年はいないんですよね。 最近、変わったことといえば、小学生の男の子の子供が、急に背が伸びてしまって。 ぶっちゃけ、被写体としてはいまいちになってしまって、小さくてあどけない姿はもういなくなってしまいました。 もちろん、子供の成長は感謝しなくちゃだし、和歌山の義父も手術を繰り返しながら元気でお正月を迎えられてほんとにありがたいのですが。 このところ、お正月が変わってしまうスピードが急に加速したようで、ちょっと寂しい年の暮れです。 また、私の戯れ言を長々と書いてしまいましたが、 読んでくださった方ありがとうございます。
12/29 | 気まぐれに |